数学カフェ圏論回参加記 松森至宏

この記事は過去のブログからの転載です。

縁あって、数学カフェの圏論回で講師を務めさせていただきました。
大学の同期の杵渕くんと協力しての講演で、前半は私が圏論の基本的な事項を説明し、
後半は彼がプログラミングへの応用を話すという役割分担でした。

 

圏論の種々の概念を受け入れるのはなかなか大変なので、聞いている人の理解が追い付かず
私が一方的に話し続けるという展開になったらどうしようかと思っていたのですが、
みなさん興味を持って聞いてくださって質問が続出し、当初1時間半の予定だったところを結局3時間くらいお話しすることになりました
(それでも後半はかなり駆け足でした。)基礎がわかっていないとその後の講演も理解が不十分になるだろうということで、
運営の方がその後予定されていた講演の時間を短縮して調整してくれました。柔軟な対応に感謝です。

 

この回の参加者はITエンジニアの方が多かったようです。私の話す内容は純粋に数学的なことだったので
興味を持ってもらえるか不安でしたが、熱心に聞いていただけて嬉しかったです。
懇親会では多くの参加者の方に話しかけていただき、自分が馴染みのない分野のお話を聞くことができて面白かったです。

 

講演の準備をすることで勉強になりましたし、友人達と打ち合わせをしながら講演内容を組み立てていくのは
純粋に楽しかったです。講演の機会をいただけてとても有益だったと思います。
機会があれば、是非また講演させていただきたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です