こんにちは。数学カフェ主催の根上です。
今週の活動サマリーです。
平日:もくもく会 のべ67人ご参加
この週は主催自身も2つ発表があり、ちょっと追い込まれ気味でしたがもくもく会で頑張りました。
今週、主催自身も「○○がやっと終わりました〜」と報告をしたら
いろんな方からお疲れさまです!と声をかけていただいて嬉しかったです。
もくもく会の効果測定に少し悩んでいまして、もし知見ある方がいらっしゃいましたらぜひお知らせくださいませ。
数学カフェの予習会の第3回を行いました
今週も第33回数学カフェの予習会を行いました。
過去2回の予習会の資料は slideshare にアップロードされていますのでよろしければ御覧ください。
第33回数学カフェ予習会の資料#1
第3回は、これまでにお話した内容の具体例を挙げて、概念に慣れることがテーマでした。
また、それだけですと無味乾燥に感じられてしまうので、例えばフェルマー予想との関連など、今後の学習の方針を立てられるような話題にも触れてみました。内容を整理してまたアップロード致します。
数学カフェの第33回講演を実施しました
第33回数学カフェの講演を行いました。当日のご参加・アーカイブ視聴の枠に94名のお申込みがあり、当日のご参加も80名近くの多くの方にご参加頂きました。誠にありがとうございます。
第33回数学カフェお申し込みページ
代数幾何は非常に難しい分野という認識を持っていますが、講演者の三浦さんが身近な素朴な例から解説してくださり親しみを感じながらお話を聞くことができました。
主催者も予習会で3回、予備知識として使われる射影空間のお話をしたのですが、ここまで直感的にわかりやすい解説ができるのは研究の歴史的背景までよく勉強されているからなんだなぁと、自分の力量不足について若干の悔しさも感じつつ(笑)講演の組み立て方も大変勉強になりました。
参加者の方からのアンケートに記載されていたご質問への回答など含め、また詳しい報告については別の記事に掲載しようと思います。
運営について
先週の予習会から、イベントの最中に辛いことがあったらSOSを出せるSOS担当を設けています。特にオンラインで顔が見えないやり取りが増えますので言い方がきつくて辛く感じた…という些細に思われることも気軽に相談できる係がいると良いのではないかと考える次第です。
今回は、2名体制で、相談しやすい方に相談できるようにしました。今回の多人数のイベントでまた課題もいくつか見つかりましたので、更によりよい運営ができるようにしていきたいと思います。
また、8日は国際女性デーです。男性ばかりの環境に飛び込む勇気が出ない、という声も聞きますので、安心して参加できるネットワークづくりを女性数学者やその他複数名の方とご相談して計画中です。民間の団体だと素早く動いて改善していけるところが良いところだと思うので、良さを生かして自分たちにできる社会貢献を行ってまいります。
SOS担当を設ける動機については以下のツイートに簡単にまとめました。
数学の学習は楽しいこともあれば辛いこともあると思います。楽しさの共有も大事ですが、辛さの軽減も非常に重要な課題だと思っています。
セミナーの最中に指摘が厳しく辛い気持ちになるという人が決して少なくないということを(経験的にですが)知っているので、現実的に対処します。
— 数学カフェ (@mathcafe_japan) February 23, 2021
コミュニティづくりに力を入れる理由にも書いた通り、真剣に学問に打ち込むためにも心理的安全を保てることは非常に重要です。今後も引き続き安心して学べる環境づくりに尽力してまいります。
自主セミナーについて
今週土曜日13−15時にはルベーグ積分入門(伊藤)の自主セミナーを行いました。§7の問3まで進みました。地道でゆっくりですが、毎週読む時間を確保できると確実に進むので、継続したいところです。
来週の数学カフェは
平日夜19時半から22時のもくもく会と土日のセミナー(ルベーグ積分・線型代数学)の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。