2020年の活動まとめ

2020年も残すところ僅かとなりました。

今年の活動を振り返ってみたいと思います。

本年の講演

講演会とは?

整数論と幾何をつなぐ橋
すうがくぶんかの講師、梅崎直也さんによるオンライン講演があり、129名の方にご参加頂きました。

初のオンライン開催でしたが、質問も飛び交いとても勉強になりました。

交流の場も設けたのですが、まだコロナ禍でバタバタしている頃で交流の方は参加者が多かったとは言えず今後オンラインに対応した場所作りが課題です。

年明けには初のVtuber講演がありますが、これもオンライン講演ならではの取り組みだと思いますのでどうぞお楽しみに!(年内に申し込みページを公開する予定です…!)

予習会・復習会

予習会・復習会について

梅崎さんのご講演の予習会・復習会は計4回実施しました。

位相空間のガロア理論1 46名
位相空間のガロア理論2 35名
位相空間のガロア理論3 37名
位相空間のガロア理論4 27名

詳細はリンク先を御覧ください。

発表者のけーたさんが非常にきめ細やかに発表準備&資料共有してくださったのでとても勉強になりました。

今後もしばらくは講演会・予習復習会ともオンライン開催が続きますのでオンラインでも楽しめて交流が促進されるような仕組みを作っていこうと思います。

予習会・復習会での発表者も随時募集中です!
発表興味あるなぁ…という方はこちらを御覧ください。参加者のご感想

2020/12/28 現在は以下のような内容で発表者を募集しています。

自主セミナー

自主セミナーとは?

実施回数が多く、また参加者が固定的になってからはイベントも公開しなくなったのですが、書籍購入者でほぼ毎週土日に自主セミナーを開催していました。
https://connpass.com/user/mathcafe_japan/

昨年11月末から始まった取り組みですが、参加者は毎週5名程度で、土曜日は杉浦解析入門Ⅰ、日曜日は線形代数(共立出版)を読み進めて読了。
11月より、土曜日は伊藤ルベーグ積分入門に突入しました。

共立出版の佐武線形代数は実ベクトル空間に限った議論で物足りなさを感じ、日曜日は佐武線型代数学を読むことにして、今は研究課題の『群の表現』まで進んでいます。共立出版の方はコンパクトにまとまっているため、2冊の議論を比較すると異なる方向から議論を眺めることができ非常に勉強になります。

12月は法人化準備のため余力がなくお休みを頂いていますが1月から再開します。

自主セミナーの課題は、途中から参加しにくいということですね。途中から参加しやすいような仕組みを考えているところですので、年明けの運営にご期待ください。

もくもく会

もくもく会とは?
本年は新型コロナウイルスのパンデミックにより新しくもくもく会に力を入れて運営を行いました。

力を入れて、といっても継続しやすいようにゆるゆるとした交流スタイルを取りましたが、このゆるゆるした『頑張らない』スタイルだからこそ新しい繋がりの形が生まれました。中高の数学の学び直しをされる方から数学者まで幅広い方が常連さんとなって来てくださいました。毎日コツコツ続けられている姿は励みになるものですし、私も実施してとても良かったと思います。

1回限りの交流は挨拶程度ですが、だからこそ、積極的な交流は苦手かも…?という人が来やすい場所になっていると思います。運営側としては、様々なスタイルの場を作ることで色んな人が自分にあった場所を見つけられるんだな…と実感した出来事でもあります。

もくもく会のご感想(川村様より)

HPについて

HPをリニューアルしました。
これまで主催者が手が回らなかったのと会場の制約があり積極的なPRは行っていなかったのですが、活動実績をまとめて対外的な信頼を得るためにもHPの整備は重要だ…ということになりまして。デザイン等はまだ改善の余地がありますが、今後充実させていきたいと思います。

HP制作にあたっては、
山本様しらたき様どんぐり様近藤祥子様岩淵夕希様にお手伝い頂いております。
皆様的確なご助言・ご協力を下さり、大変感謝しております。
(コンテンツの移行作業はまだ続いておりますが…)

運営について

数学カフェをNPO法人化する手続きを進めており、その一環でアンケートやヒアリングにご協力下さった皆様誠にありがとうございました。
講演の最中にはお1人お1人のお話をじっくり伺うことができなかったのですが、今回の機会に『数学カフェは参加者の人生にどう生きているか』詳細に伺えてとても嬉しかったです。また、これまで参加したことがなかった方数名からも御意見を詳細に伺いましたので、今後の運営に活用させていただきます。

数学者ではなくアウトリーチ活動をサポートする側である私が、数学の世界に価値を生み出せているのかと悩むこともありましたが、過去の活動をまとめ、与えているインパクトを調べて整理し言語化することで、そのような悩みは消えていきました。

年明けにはまた新しい体制で運営していくご報告がありますので、どうぞ今後ともご期待・ご協力よろしくお願いいたします。公開可能でない件に関しても様々なご協力を頂きました。この場をお借りしまして、お世話になった皆様に御礼申し上げます。感染症の流行はまだ収まる気配がありませんが、皆様どうぞ生き抜いて、可能な限り楽しんで過ごしていきましょうね。

2020年も大変お世話になりました。
これから出会う方も、これまでお世話になった方々も、どうぞ2021年もよろしくお願いいたします。

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