こんにちは。数学カフェ代表理事の根上です。
4月1日より代官山蔦屋書店様の1号館2階の児童書コーナーにて
数学カフェの選書コーナーを設けていただきました!
#SFカーニバル でトークイベントとワークショップをしてくださる数学カフェの皆さまに選書をしていただきました!
大人にも子どもにも、数学を身近に感じてもらいたい、という思いがコメントから滲んできます。#数学カフェ pic.twitter.com/ilFFkBMXld
— 代官山 蔦屋書店 児童書・絵本 (@DT_childrenbook) April 3, 2022
SFカーニバルに向けて着々と準備が進んでいます!
その他、現在代官山蔦屋書店では選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」も実施されています。
【選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」】
4月1日から東京・大阪会場で選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」を開催します。SF作家クラブの会員が愛するSF本を選びました。https://t.co/Qu2x2u4VYi— SFカーニバル (@SF_CARNIVAL) March 20, 2022
こちらもぜひお楽しみに。
さて、書籍の選書は数学カフェとしても初めての試み。
世の中には素晴らしい数学の本が沢山ありますのでとても選びきれず
我々は今回どんな軸で選ぶべきなのか?
が問題となりました。
「おすすめ書籍」で検索して出てくるというだけではなく
今・これまで売れているというだけではなく
数学にちょっと苦手意識がある人でも楽しんでもらえそうなものを見つけたい。
プラス、数学カフェの理念は、境界なき数学コミュニティですので
世界の様々な国の数学者の本や、マイノリティの方についての本を選ぼう
という軸にしてみました。
はじめ思いつくままに挙げていったところ
米国・英国の数学者の本が多くなってしまい選択のバイアスを実感しました。
数々の数学書の翻訳をされている川辺治之さんにもご協力いただきまして
アフリカ大陸・南米大陸出身の数学者の本も選書に入れてみました。
敢えて出身者の少ない国から探してみると
これまでよく知られていなかった名著に出会うことができました。
これは大きな発見です。
しかし、たとえばアフリカ大陸といっても
日本語に翻訳されある程度気軽に読める本となると
南アフリカ共和国出身の白人男性ばかりになってしまい、また別の課題が浮き彫りに。
今後も書籍の紹介を通じて様々な境界を超える架け橋のような仕事ができたらいいなぁと
未来の展望を記して筆を置きたいと思います。