数学カフェの目指すもの

数学カフェは2015年3月より個人的な勉強会として運営してきましたが
ご協力者・参加者が増えていく中で
これまで取り組めていなかったことにも取り組めるよう
NPO法人化をしたいと考えています。

NPO法人とは?

ボランティア活動をはじめとする市民の自由な社会貢献活動を行う法人のことです。
資金獲得のための事業を行うことは出来るのですが、
営利活動を目的とせず、公共性ある活動を行います。

NPO法人制度とは?(
内閣府の資料福岡県の資料

なぜNPO法人にするの?

助成金・寄付を得て公共性ある活動の幅を広げられるため
兼業規定の兼ね合いもあり、NPO法人のほうが研究者や大学院生の方のご協力を得やすいため
すうがくぶんか社様から活動資金支援を受けて、出来ることが増えたため

数学カフェの目指すもの

所属組織、居住地、性自認、性指向、体調、国籍など
様々な境界を取り払って
誰でも数学を楽しめるコミュニティを目指します

 

数学の面白さに目覚めるタイミングは人それぞれですが
学びたいと思ったときにいつでもスタートできる環境があるのは重要です。
個人にとっては、考える喜びをもたらしてくれますし、
その喜びが誰かの役に立ったら、更に嬉しいですね。

そして、マイノリティが感じる参加の障壁の高さや
持病を抱えながら学び続ける孤独感や難しさを私個人の経験として知っています。

数学カフェの運営は
多くの方の理解やサポートによって楽しく続けることができました。
今度は、かつて私が感じたハードルの高さを乗り越えるきっかけを提供したいと考えています。

これまでは主催者個人の学びたいと思うことに集中して運営をしてきましたが
体調が良くなってきて改めて来年から大学院で数学を学べることにもなり
多くの人の力を借りて、より公共性あるものにしていきたいと思います。

今後取り組んでいきたいことは

研究者の方がより気軽にアウトリーチ活動ができるような環境の提供。

著作権関連の規定を作り、講義のオンライン配信や資料の作成公開。

 

子育て中の方なども参加しやすいように、多様な講座を展開。

 

数学専攻以外の方を運営メンバーに迎え異分野間の連携を促進。

 

女性、性的マイノリティの人が参加しやすいように、行動規範を更に具体化。

国籍、民族差別に反対を明言し、安心して参加出来る環境作り。

 

日本医師会認定産業医・精神保健指定医にアドバイザーになっていただき
体調が優れないけれども軽いところから活動に参加したい人をサポート。

 

オンラインで勉強するしかない…を「オンラインだからこそできる!」に変える。

東京に勉強の機会が集中する状況を変え、日本の様々な地域の方々が参加できる仕組みを作る。
(コロナ禍以降も全国で開催する予定です。)

 

これまでの数学カフェらしさを大切にしながら、更にパワーアップしたいと思いますので
これまで参加して下さった方々も、これから参加するという方も、
どうぞよろしくお願いいたします。